おはようございます。有栖川あむです。
【2019年12月4日(水)】の注目の経済指標と要人発言・初心者向け解説です。
今日も皆様に爆益あれ!
特筆事項
なし
今日のイベント
※赤=重要指標
青=要人発言
09:30(オーストラリア)実質GDP第3四半期
10:45(中国)財新非製造業PMI
17:50(フランス)非製造業PMI 確報値11月
17:55(ドイツ)非製造業PMI 確報値11月
18:00(ユーロ)非製造業PMI 確報値11月
18:30(イギリス)非製造業PMI 11月
21:00(アメリカ)MBA住宅ローン申請指数
22:15(アメリカ)ADP雇用者数11月
22:30(カナダ)第3四半期労働生産性指数
00:00(カナダ)中銀政策金利12月
00:00(アメリカ)ISM非製造業景気指数11月
00:00(アメリカ)クオールズFRB副議長の発言
00:30(アメリカ)週間原油在庫
※みんかぶFX様、羊飼いのFXブログ様、ヒロセ通商(経済カレンダー)様より情報収集
解説
・09:30(オーストラリア)実質GDP第3四半期
【影響のある通貨】豪ドル、NZドル
GDP=国内総生産のこと。国の規模を示す指標です。
同じくオセアニア通貨であるNZドルに影響する可能性も。
・10:45(中国)財新非製造業PMI
【影響のある通貨】人民元、豪ドル、NZドル、ドル、円
財新=中国のメディアグループのこと。
PMI=「購買担当者景気指数」のこと。
企業の購買担当者に景気に関連するアンケート調査を行って指数にしたものです。多くの国で用いられています。
※製造業と非製造業で分けて発表されます。今日は非製造業。
・18:30(イギリス)非製造業PMI 11月
【影響のある通貨】ポンド
イギリスの非製造業PMIも予定されています。
ポンドにやや影響する可能性もありますので、注意しておきましょう。
・22:15(アメリカ)ADP雇用者数11月
【影響のある通貨】ドル
ADP=アメリカも大手給与計算会社。
ADPの顧客(約50万社、約2400万人)を対象にして、雇用者数の動きを調査したものです。
注目度が非常に高い「雇用統計の非農業部門雇用者数」の先行指標としても注目されています。
結果次第ではドルが大きく動く可能性もありますので、注意しておきましょう。
・00:00(カナダ)中銀政策金利12月
【影響のある通貨】カナダドル
BOC(カナダ中央銀行)の政策金利発表。
今回は、金利を据え置くことが予想されています。(1.75%)
予想外の結果であれば、カナダドルが大きく動く可能性も。
また、今後の金融政策についての発言があれば、内容によってはカナダドルが動くかもしれません。
・00:00(アメリカ)ISM非製造業景気指数11月
【影響のある通貨】ドル
ISM=アメリカの供給管理協会のこと。
約350社の非製造業にアンケート調査を行って指数にしたものです。発表が毎月早いため、景気の先行指標として注目されています。
また、雇用部門の発表は雇用統計の先行指標として見られることも。
注目度はたいへん高いですので、必ず注意しておきましょう。
※12/2(月)に「ISM製造業景気指数」は発表済み。予想を下回り、ドル売りが強まった原因になりました。
・00:30(アメリカ)週間原油在庫
【影響のある通貨】ドル
11/23~11/29分。
原油の動きはドルに影響することもあります。
要人発言
・00:00(アメリカ)クオールズFRB副議長の発言
【影響のある通貨】ドル
内容次第ですが、ドルが動く可能性もあります。
注目しておきたいこと
米中貿易問題
合意への期待感が高まっていましたが、不穏な空気が流れ出しています。
昨日トランプ大統領は、合意について「来年11月のアメリカ大統領選まで待った方がいいかもしれない」と発言し、先送りの可能性も出てきました。
※これによって、昨日はリスクオフ取引に・・・!ドルが売られる原因になりました。
なお、中国への追加関税(第4弾)予定は12月15日になっています。まもなくですので、追加関税の発動見送りに至るのは難しいと思われます。(15日までに通商協議の予定もない)
トランプ大統領や、中国要人の発言で状況が変わる可能性もあるので注意!
また、香港情勢の行方によっても難航してしまう恐れがあります。
その他トランプ大統領の発言
トランプ大統領の他国に対する発言で為替市場は揺れている状況です。
先日は、「ブラジルとアルゼンチンから出荷される鉄鋼とアルミニウムに対する関税をただちに復活させる」などと発言したことも話題になりましたね。
また、トランプ大統領は「FRBは金利を引き下げ、金融政策を緩和するべき」などとFRBへの批判も再び行っています。
今後の発言にも注意!
NATO首脳会議
昨日、今日はNATO首脳会議が予定されており、トランプ大統領が出席しています。
今回のNATO首脳会議でトランプ大統領は、
・フランスに対して:「デジタル課税を改善するか、相互に有益な税にするかが重要」(先日は「報復措置を検討している」とも発言)
・ドイツに対して:「NATOへの拠出金を増額するべき!さもなければ貿易措置を取る」
・北朝鮮に関して:「軍事制裁を行う可能性もある」
などと、バッチバチな発言をしています。
今日、トランプ大統領は、ドイツのメルケル首相と会談する予定です。発言には要注意!
※NATO首脳会議=北大西洋条約機構。北アメリカ+ヨーロッパ諸国で結成された軍事同盟。日本は非加盟ですが、協力関係にあります。
香港情勢
先日は、トランプ大統領が”香港人権民主法案”(香港のデモ参加者を擁護する法案)に署名したことが話題になりましたね。
中国側は報復措置として、「アメリカの企業を含む信頼できない組織のリストを公表し、中国市場から締め出す」ということを検討しているという報道もありました。
トランプ大統領弾劾問題
4日(水曜日)には、下院による公聴会が開かれます。
トランプ大統領に対して不利な証言も続いていますが、現段階ではトランプ大統領弾劾の可能性は低いと言われています。
進展次第で状況が変わる可能性も。
EU離脱問題
イギリスは12/12に総選挙の投開票予定となっています。
「合意があろうがなかろうがEUを離脱する!」という強硬派のジョンソン政権が、過半数を確保できるかどうか?
というところに注目が集まっています。
※世論調査によると、ジョンソン首相の与党が議会で過半数を獲得する見通しです。
要人発言等でポンドが動く可能性もあります。ニュースには注意しておきましょう。
長期金利の動き
長期金利(10年債利回り)の動きが為替に影響を与えることも。
特にアメリカの10年債利回りは、トレードと並行して見ておきたい指標です。
主要10年債価格 — 価格と概要 — TradingView
株式市場や商品市場の動き
株式市場の動きや商品(金、原油など)の動きが為替に影響を与えることも。
トレードと並行して見ておきましょう。
最後に
予定は変更になる可能性もあります。
↓今日の作業用BGMにいかが?♡
以上!解散!
参考URL
★経済指標等
★各チャート、価格等
主要10年債価格 — 価格と概要 — TradingView
★ニュース
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